はじめに
結果が悪かった時、苦境に立たされた時、その状況に陥ったことを人のせいにしてしまう…そんなことはないですか?
人のせいにすることで自己弁護を図ったり、人のせいにすることで自分を楽にできることがあります。でもそれってどうなのでしょうか?
人のせいにする思考とは?
自分への甘え、自己弁護ではないでしょうか。こんな風になってしまったのは人のせいだ、自分のせいではないと責任転嫁して、自分は悪くないのだと思いたい。そんな思いが、人のせいにするという思考を生み出しているのではないでしょうか?
人のせいにする思考の修正方法
自分が選択したのだと認識する
まず、何事も最終的には自分の選択が出した答えなのだということを認識することです。誰に促されようが、どんな事柄に関しても、最終的に判断し、答えを出しているのは自分なのだと認識することです。
結果が悪いことに関して、人のせいにして自分の気持ちを楽にさせたい、そんな発想もあるかもしれませんが、自分が選択したのだからしょうがない、と割り切る方が、気分的にも楽になりませんか?
自分のせいだと認識することによってかえって諦めがつき、楽になります。人のせいにすることで、ずっとその人に固執することになってしまいます。
筆者自身、将来の選択をアドバイスされて、後にうまくいかなくなった時、あの時あの人があんなことさえ言わなければ・・・と人のせいにし続けてきました。
でもその時、その人は筆者にとってよかれとアドバイスをしてくれたわけです。結果がよければ、その人に対して感謝をしていたはずなのです。
選択を迫られたとき、どちらを選べばよいかなんて誰にもわからないことです。感謝することはあっても、責任をなすりつけるのは間違っていると気づきました。
ではどうしたらこのような思考を修正できるのでしょうか?
自分自身に語りかける
「人のせいにすることで、自分を楽にしてあげたい。」これは甘えているだけだと考えるべきです。
前にも述べたように、最終的に決断をくだすのは他の誰でもなく、自分なのだということを、しっかり理解すべきです。
甘い自分とさよならするために、自分自身に語りかけ、言い聞かせるのです。そういう思考に陥った時、すべては自分の判断でしたことなのだと言い聞かせます。そして自分に語りかけるようにするのです。
まず、順序立てで物事を整理してみましょう。何かにつまづいたとき、そこですぐに考え方を修正するのはとても難しいことです。
そこで、あの人のせいだ!と感じたときは、冷静にどうしてこういう事態に陥ったのか順序だてて考えてみると、見えてくることがあります。
また、一晩寝て、朝考えてみるといいでしょう。一眠りする事で冷静に判断できるものですよ。
人のせいにしてしまう方へアドバイス
人のせいにしてしまいがちな方なら、何もかもを自身で考え、答えを出すことです。
そういった考えでいても、身に降りかかることもあるかと思います。そんなときは、その人も最善の選択を考えてしたことであり、考えや行動、言動を間違ってしまっただけなのだと考えてあげるようにしてはどうでしょうか?
おわりに
筆者自身、人のせいにすることで楽になりたかっただけのように思います。 そうすることで、今の自分の状況が良くないことを人のせいにし、逃げたかったのだと思います。
でも決して楽ではなかったです。人のせいにすることで楽になろうとしていたはずが、かえって人を恨んだり、嫌な感情に振り回されることになりました。
何事も最終的には自分が決めているのだな、自分のせいなのだな、と考えるようになると、しかたないか、とかえって前向きになれます。すべてのことは自分の意思、行動ですすんでいるのだと理解することが、大事なのではないでしょうか?
(image by 足成)